パソコン / 公式資料に基づく実務解説・トラブル予防

バックアップはある。でも、必要なデータを戻せますか?

掲載 2026.09.19情報確認 2026.09.19

仕事用PCの故障やデータ消失に備え、保存対象・保管先・戻し方を確認する実務解説です。新しい事件の速報ではありません。

まず、何を守るかを決める

IPAは、システムの不具合やランサムウェアなどによるデータ破壊に備え、定期的なバックアップを案内しています。本稿は最終更新日が2023年4月20日の公式資料を基にした実務解説で、2026年9月に新しい障害が発生したという記事ではありません。まずは業務が止まると困るファイルやシステムを、担当者と一覧にしてみましょう。

保存先を一つにまとめない

IPAが紹介する「321ルール」は、運用中のデータと二つのバックアップを持ち、二種類の媒体を使い、そのうち一つを別の場所で保管する考え方です。自社ではどのデータをどこへ保存しているか、保存先が同じ機器や同じ場所に偏っていないかを確認する出発点になります。保存方法を変える際は、業務ソフトの指定する手順を保守担当者に確認してください。

設定画面だけでなく、結果を確認する

ここからは日常点検の提案です。自動保存を設定した日だけでなく、最後に成功した日時、対象フォルダー、エラーの有無を確認する担当を決めておきます。新しいPCに移した書類や、新しく使い始めたソフトのデータが対象から漏れていないかも見直しましょう。「担当者が不在で保存先が分からない」という状態を防ぐため、手順と連絡先を組織で管理します。

戻す練習は、業務データを上書きしない方法で

保存が成功していても、必要なファイルを取り出す手順が分からなければ復旧に時間がかかります。保守担当者と相談し、テスト用の保存先へ戻して開けるか確認する機会を設けましょう。本番データへ試しに上書きする操作は避けます。医療機関などの専用システムは、一般的なファイルコピーだけで復旧できるとは限りません。個人用USBや個人のクラウドへ持ち出さず、施設の管理ルールとメーカーの手順に沿って準備してください。

出典・確認元

情報は確認日時点の内容です。最新の対象製品・手順・条件はリンク先でご確認ください。

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