パソコン / 公式資料に基づく実務解説・トラブル予防

仕事のPCに突然の警告。電話する前に、いつもの担当者へ。

掲載 2026.09.18情報確認 2026.09.18

偽のウイルス警告で慌てないために、受付・事務スタッフが共有しておきたい連絡手順を整理します。新しい事件の速報ではありません。

警告の大きさだけで、本物と判断しない

仕事中のパソコンに大きな警告音が鳴り、画面いっぱいに「感染した」「電話してください」と表示されることがあります。IPAは、ブラウザ上の偽警告から電話へ誘導し、遠隔操作や有償サポートの支払いにつなげる手口を紹介しています。本稿は2023年の組織向け注意喚起と、2024年に更新された対策資料に基づく実務解説です。2026年9月に新しい事件が起きたという意味ではありません。

表示された番号ではなく、決めてある窓口へ

まず、警告内の電話番号への連絡、指示されたソフトの導入、遠隔操作の許可を控えます。会社や施設で決めている管理者・保守窓口に、別の端末や電話から相談してください。連絡先が警告画面にしかない状態を避けるため、平常時に連絡先一覧を用意しておくと安心です。正規のセキュリティソフトによる検知まで、一律に偽物と決めつけないことも大切です。

どこまで操作したかを、順番に伝える

相談時には、発生時刻、使っていた業務、電話したか、ソフトを入れたか、遠隔操作を許可したか、支払い情報を伝えたかを整理します。IPAは、遠隔操作を許可した場合には情報漏えいの可能性を調べる必要が生じると説明しています。隠さず早く伝え、管理者の指示を受けましょう。患者情報などが写る画面を、一般のお問い合わせ欄へそのまま送らないよう注意してください。

閉じ方は、業務外の時間に練習する

IPAは、偽警告の全画面表示を解除して閉じる操作を練習できる体験サイトを公開しています。利用前の注意事項を読み、音量や周囲への影響を確認して、研修用のPCなどで試す方法があります。診療中の端末を慌てて初期化したり、院内ネットワーク全体を切断したりせず、まず対象の端末と状況を担当者へ伝える流れを共有しておきましょう。

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