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ネットワーク / 実務解説

院内にISDN(INSネット)は残っていませんか。2028年12月31日で終わります。

掲載 2026.10.18情報確認 2026.10.18

本日あらたな発表があったわけではありません。NTT東日本・NTT西日本が公表している案内から、ISDN(INSネット)の終了予定を整理しました。INSネット64、INSネット64・ライト、INSネット1500は2028年12月31日(日)でサービス提供が終了します。新規と移転の受付はすでに2024年8月31日(土)で終わっています。電子カルテやレセコンの回線はとっくに光に替えた、という院内でも、警備・エレベーター・古いFAXなど、気づかないところに1本だけ残っていることがあります。残り2年あまりのいまのうちに、有無だけでも確かめておきたい話です。

終わる日と、もう終わっていること

NTT東日本・NTT西日本の案内によると、INSネット(「INSネット64/INSネット64・ライト」「INSネット1500」)は2028年12月31日(日)をもってサービス提供を終了します。新規申し込みと移転の受付は、これより先に2024年8月31日(土)で終了済みです。つまり今は「新しくは契約できないが、既存の回線は2028年末まで使える」という期間にあたります。もう一つ、すでに終わっているものがあります。INSネットの「ディジタル通信モード」です。これは専用端末どうしでデータをやりとりする使い方で、2024年1月から地域ごとに順次、提供が終わりました。その代わりとして「切替後のINSネット上のデータ通信」という当面の対応策(補完策)が用意されていますが、これも2028年12月31日に一緒に終わります。なお通話のほう(通話モード)は、2028年末までは引き続き使えます。

クリニックで残りがちな場所

「うちはとっくに光です」という院内でも、別契約で1本だけ生きていることがあります。よくあるのは、機械警備のセンターへの通報回線、エレベーターや自動ドア、空調の遠隔監視、院外と専用端末でやりとりするタイプの検査依頼・結果受信、そしてG4ファクスです。いずれも「ふだん人が触らない機器が、勝手に外とつながっている」種類のもので、だからこそ気づきにくい。院長や事務長が契約した覚えがなくても、建物の管理会社や警備会社の側で引いている場合もあります。ここで大事なのは、見つけても自分で抜いたり解約したりしないことです。その1本で警備が成り立っていることがあります。

使っているかどうかの確かめ方

NTT東日本の事業者向けページでは、確認のしかたが2つ案内されています。1つは、DSUやTA(宅内に置く箱です)の仕様書・取扱説明書を見るか、導入・保守のベンダーや機器メーカーに聞く方法。もう1つは、NTT東西からの請求書に「INS通信料」が複数月にわたって載っていないかを見る方法です。ただし請求書のほうには注意書きがあって、使う頻度が低い場合や、他社をマイラインに登録している場合は表示されないことがある、とされています。請求書に出ていない=使っていない、とは言い切れないということです。確実なのは、請求明細に「INSネット」という契約名が載っていないかを見ることと、保守業者に「うちにISDNは残っていますか」と一度聞いてみることです。電話1本で済みます。

見つかったら、いつ動くか

期限は2028年12月31日ですが、直前は工事が混みます。使っている機器そのもの(警備の通報装置、G4ファクスなど)を入れ替える必要があるケースも多く、機器の選定と予算取りの時間も要ります。残っていることが分かったら、来年度の予算を考えるタイミングで「この回線につながっている機器は何か」「光やモバイル回線に替えるとき、機器はそのまま使えるのか」の2点を、その機器の保守業者に確認しておくと落ち着いて進められます。なお、NTT西日本のページでは、終了に便乗した虚偽の情報による悪質な販売行為への注意も呼びかけられています。「もう使えなくなるので今すぐ契約を」と電話や訪問で迫られたら、その場で決めず、いつもの保守担当者に確認してください。ここに書いたのは公表資料で確認できた範囲です。院内のどの回線が何に使われているかの棚卸しや、切り替えの段取りについては、アイジェイネットでもご相談を承っています。

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