Windows 11の新しい版が9月29日に出ました。10月13日で更新が止まる版をお使いなら、今週が判断どきです。
マイクロソフトは2026年9月29日、Windows 11の新しい版「バージョン26H2」の一般提供を開始しました。同時に、いま多くのパソコンに入っている「バージョン24H2」は、Home・Proでは2026年10月13日で更新の提供が終わります。ただし26H2には、10月9日時点で解決していない既知の問題が残っています。期限は来週、新版には不具合あり。この挟み撃ちの状況で、院内のパソコンをどう扱えばよいかを整理します。
9月29日に何が出たのか
マイクロソフトのリリース情報ページによると、Windows 11 バージョン26H2の公開日は2026年9月29日です。同社の案内では、配信は段階的に行われ、今後数か月かけて対象が広がるとされています。また「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」という設定を有効にしている端末には、対象になった時点で自動的に配信される、とも書かれています。つまり、何もしていなくても設定次第で順番が回ってくる、という性質のものです。更新の提供が終わる日は、Home・Pro・Pro Education・Pro for Workstationsが2028年10月10日、Enterprise・Educationが2029年10月9日と公表されています。
10月13日で止まるのは「24H2」のHome・Pro
ここが今週の本題です。同じページの表では、バージョン24H2のHome・Proの更新終了日は2026年10月13日、バージョン25H2は2027年10月12日、バージョン23H2のHome・Proは既に更新終了と示されています。24H2は2024年10月1日に公開された版で、2024年末から2025年にかけて購入したパソコンに入っていることが多い版です。自院の端末がどれに当たるかは、キーボードのWindowsキーを押しながらRキーを押し、「winver」と入力してEnterを押すと、バージョン番号が書かれた小窓で確認できます。なお、EnterpriseやEducationの場合は24H2でも2027年10月12日までと期限が違いますので、表示されたエディションも併せて控えてください。
新版の既知の問題は、10月9日時点で4件
26H2のサポート情報ページには、既知の問題が4件載っています。1件目は、AC-3(ドルビーデジタル)の音声を扱うアプリが予期せず終了することがあるというもので、10月2日に「確認済み」とされ、現時点では修正版が出ていません。2件目はUSB接続の一部の音声機器が動かなくなる問題、3件目はサインイン後に黒い画面が出る問題で、どちらも「軽減」の扱いです。黒い画面の方は主に仮想デスクトップ環境で確認されたものとされています。4件目のドメイン参加端末が信頼関係を失う問題は、9月22日公開のKB5124010で解決済みと書かれています。院内で音声を扱う機器や古い業務ソフトがあるなら、1件目は他人事ではありません。
医院での進め方
おすすめの順番は3つです。第一に、電子カルテ・レセコン・予約システムが動いているパソコンは、自分の判断で新版へ上げないこと。これらは販売元が動作確認を済ませた組み合わせで動いているので、まず「26H2に対応していますか」と確認してください。第二に、24H2のHome・Proで、業務ソフトが入っていない事務用のパソコンは、期限が来る前に新しい版へ上げる段取りを決めること。26H2が不安なら、2027年10月12日まで期限がある25H2という選択肢もあります。第三に、どの端末がどの版かを一覧にしておくこと。次に同じ話が来たときの手間がまるで変わります。なお、オンライン資格確認の資格確認端末はこれとは別の扱いですので、一緒に操作しないでください。版の見分け方や入れ替えの順番でお困りでしたら、アイジェイネットでもご相談を承っています。
出典・確認元
- Microsoft Learn:Windows 11 - リリース情報(バージョン別の公開日・更新終了日。2026年9月29日更新) ↗
- Microsoft Learn:Windows 11 バージョン 26H2 の既知の問題と通知(2026年10月9日更新) ↗
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