Caoraの後継機「Caora 2」、10月1日に販売が始まりました。売り元はリコージャパンです。
富士通Japan社製の顔認証付きカードリーダー「Caora」の後継機「Caora 2」について、株式会社PFUが2026年10月1日、リコージャパン株式会社より販売を開始したと告知しました。6月16日の発表では「2026年10月提供開始予定」とされていたもので、予定が実際の販売開始になった、というのが今回変わった点です。第2世代(次期)顔認証付きカードリーダーの補助金は申請期限が令和9年2月1日ですので、入れ替えを考えている施設は時期を逆算する段階に入りました。
富士通Japan社製の顔認証付きカードリーダー「Caora」をお使いの医療機関・薬局が主な対象です。Caora 2 の販売・保守はリコージャパン株式会社が行い、設計・製造は株式会社PFUです。現行Caoraの保守は富士通Japanが行ってきたため、入れ替えると問い合わせ先が変わります。キヤノンマーケティングジャパン製・パナソニック コネクト製をお使いの施設は、それぞれのメーカーの第2世代機が対象です。
期限について第2世代(次期)顔認証付きカードリーダーの導入に係る補助金は、令和8年6月30日に申請受付が始まり、申請期限は令和9年(2027年)2月1日です(令和8年6月30日付 厚生労働省保険局医療介護連携政策課 事務連絡)。導入と申請の両方をこの日までに終える必要があります。一方、自院の現行機の保守期限は施設・機器ごとに異なり、公表資料からは分かりません。確認が必要です。確認方法は医療機関等向け総合ポータルサイトにメーカーごとに掲載されています。
何が変わったのか
当サイトでは9月25日に、現行Caoraの保守期間が順次満了を迎えること、後継機「Caora 2」が2026年10月提供開始予定であることをお伝えしました。今回はその続報です。株式会社PFUが2026年10月1日付で「PFUの医療機関・薬局向け 顔認証付きカードリーダー『Caora 2』、リコージャパンより販売開始」と告知し、同日から販売が始まりました。6月16日の発表時点では時期が「2026年10月」としか決まっていませんでしたので、変わったのは「予定」が「販売開始」になったことです。機器そのものの仕様が変わったという発表ではありません。あわせて、テンキーでの入力に対応した新モデルを2027年5月に展開予定であることも、この10月1日の告知に書かれています。暗証番号の入力にテンキーが必要だと考えている施設は、この点を踏まえて時期を決めることになります。
確認できている仕様
PFUの10月1日の告知によると、Caora 2 はマイナンバーカードに加えてスマートフォンに搭載されたマイナンバーカード機能の読み取りに対応し、7インチのディスプレイを搭載しています。設置面積は従来機と比べて約37%削減され、音声案内と画面読み上げに対応します。厚生労働省保険局医療介護連携政策課が令和8年6月30日付の事務連絡に添付した別紙でも、リコージャパン製の第2世代機について、7インチディスプレイ、現行機(富士通Japan社製Caora)から設置幅を約4センチ縮小、操作箇所を知らせる点滅ランプの搭載、現行Caoraと混在しての複数台接続が可能、という点が挙げられています。混在接続ができるということは、保守期限が来たものから順に入れ替えていける、ということです。複数台お使いの施設は、一度に全部そろえる必要はありません。
補助金の条件と期限
第2世代機の導入費用は、令和7年度補正予算による補助の対象です。令和8年4月22日付の厚生労働省保険局医療介護連携政策課の事務連絡では、顔認証付きカードリーダーは販売価格(税込)の2分の1で上限12万1千円、資格確認端末は販売価格の3分の1で上限5万円(資格確認端末のみの購入は補助対象外)と示されています。別売りのテンキーの導入や資格確認端末の入れ替えも、カードリーダーの導入と同時申請であれば補助対象とされています。申請受付は令和8年6月30日に始まり、期限は令和9年2月1日です。申請には購入時の領収書が必要で、見積書は精算額の確認ができないため認められない、と明記されています。補助額や要件は機種や購入の仕方で変わり得ますので、自院の見積りに当てはめる前に、医療機関等向け総合ポータルサイトの補助事業関連ページでご確認ください。
今日、院内でできること
発売が始まったからといって、すぐ発注する話ではありません。先に決めるのは順番です。まず自院の現行機の型番と保守期限を確認します。確認方法はメーカーごとに違い、医療機関等向け総合ポータルサイトに掲載されています。次に、テンキーが要るかどうかを受付の運用から考えます。Caora 2 でテンキー対応モデルを待つなら2027年5月、補助金の申請期限は令和9年2月1日ですので、両方を満たせるかはよく確かめてください。なお、事務連絡では、現行機種の保守期限が到来した後は故障時に速やかな修理対応や機器交換が受けられない場合がある、とされています。入れ替えにあたって資格確認端末やレセプトコンピュータの設定を一律に変更する必要はなく、必要な作業は構成によって違います。型番と保守期限の棚卸し、補助金の申請時期の逆算については、アイジェイネットでもご相談を承っています。
出典・確認元
- 株式会社PFU:PFUの医療機関・薬局向け 顔認証付きカードリーダー「Caora 2」、リコージャパンより販売開始(2026年10月1日) ↗
- 厚生労働省保険局医療介護連携政策課:第2世代(次期)顔認証付きカードリーダー等の補助金申請受付開始について(周知依頼)(令和8年6月30日付 事務連絡。全日本病院協会 医療行政情報に掲載) ↗
- 厚生労働省保険局医療介護連携政策課:次期顔認証付きカードリーダーの発売開始について(周知依頼)(令和8年4月22日付 事務連絡。全日本病院協会 医療行政情報に掲載) ↗
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