顔認証付きカードリーダーの同意画面、3画面ぶんが1画面にまとまっています。
顔認証付きカードリーダーで患者さんが押す「同意」の画面は、2024年10月7日から変わっています。高額療養費の限度額情報についての同意画面はなくなり、手術歴・診療情報・お薬・健診の同意は1画面でまとめて取れるようになりました。2025年2月1日からは、前回の同意内容を引き継ぐ画面も加わっています。本日新しく発表されたものではなく、厚生労働省の公表資料で確認できる範囲の整理です。
オンライン資格確認を導入し、窓口に顔認証付きカードリーダーを置いている医療機関・薬局。とくに、患者さんから「画面で何を押せばいいか」と聞かれる受付担当者の方。画面のデザインや表示される文言はメーカー・施設によって異なるため、自院の実機での見え方は現物でご確認ください。
期限についてこの画面変更について、医療機関側の申請手続きや期限は設けられていません。厚生労働省のページには、2024年10月7日から改善がリリース開始され、3つめの「同意情報の引き継ぎ」は2025年2月1日からと記載されています。自院のカードリーダーがこの画面になっているか、プログラムの更新が別途必要かどうかは、機器のメーカーや保守を委託している事業者への確認が必要です。
いつ公表された情報か
厚生労働省のウェブサイト「顔認証付きカードリーダーの同意画面の改善」に掲載されている内容です。同ページには「令和6(2024)年10月7日より、顔認証付きカードリーダーの同意画面が改善されます」とあり、改善点として「1.限度額適用認定証情報の提供同意画面の省略」「2.薬剤情報等の提供同意の包括同意」「3.同意情報の引き継ぎ(令和7(2025)年2月1日~)」の3つが挙げられています。本日新しく発表されたものではありません。すでに画面が変わっている施設も多いはずですが、何がどう変わったのかを説明できると窓口での案内がしやすくなります。
1つめ・2つめ:限度額の画面が消え、同意が1画面に
以前は、資格確認の完了画面に「高額療養費制度を利用する方はこちら」という案内が出て、そこから「限度額情報を提供しますか。」という同意画面に進む流れでした。この表示が省略され、限度額情報については同意不要になりました。なお厚生労働省は、月ごとの上限額を超える分を窓口で支払わなくてすむ扱いを受けるには、マイナ保険証を利用するか、事前に限度額適用認定証を入手する必要がある、と案内しています。もう1つの変更は、手術歴・診療情報とお薬・健診という3画面に分かれていた同意が、「過去の医療情報等の提供に同意しますか。【手術/診療、お薬/健診】」という1画面にまとまったことです。「全て同意する」を選べば1回で済み、「個別に同意する」を選んだときは従来どおりの画面に進みます。
3つめ:前回の同意を引き継げるようになりました
2025年2月1日からは、「個別に同意する」を選んだ場合に「同意情報の引き継ぎ」という画面が出ます。ここで「現在の同意状況をみる」を選ぶと、いま受診している医療機関等で過去に登録されている同意の状況(手術、診療・お薬、健診それぞれ)を確認できます。「現在の同意状況を引き継ぐ」を選べば個別の同意画面が省略され、前回と同じ内容で同意が完了します。内容を変えたいときは「選択しなおす」で従来の個別同意画面に進みます。再診の患者さんで操作が短くなるのはこの部分です。
窓口で気をつけたいこと
同意はあくまで患者さんご本人が画面で選ぶものですので、受付側で代わりに押したり、特定の選択を勧めたりしないようにしてください。迷っている方には、「どれを選んでも受診はできます」と伝え、画面の項目を読み上げる程度のお手伝いにとどめるのが無難です。この記事の画面名は厚生労働省の資料に載っている例で、実際の文言やボタンの並びはメーカー・施設によって異なります。自院の画面と食い違うときは機器のメーカーや保守の窓口へ、制度の扱いで迷うときはオンライン資格確認等コールセンター(0800-080-4583)へご確認ください。受付の手順書づくりやスタッフ向けの説明については、アイジェイネットでもご相談を承っています。
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