支払基金あらため「DX審査支払機構」。レセプトの照会連絡先が一部変わっています。自院の担当は検索フォームで確認できます。
10月1日の改組については、名称とホームページのURLが変わった件を先にお伝えしました。その続きです。DX審査支払機構のサイトに「【医療機関等の皆様へ】照会連絡先が一部変更となっています」というお知らせが出ており、案内資料(ファイル名は令和8年10月版、サーバー上の更新日時は2026年10月6日)では、自院の審査事務担当者と照会連絡先を調べるための検索フォームが案内されています。県番号・医科/歯科/調剤/訪問の区分・医療機関等コードの3つを入れるだけで、自院の担当窓口が表示されます。機器の入れ替えや期限の話ではありません。返戻や審査結果について電話をかける先の話です。
保険医療機関(医科・歯科)、薬局、訪問看護ステーションのうち、レセプトの審査結果についてDX審査支払機構(旧・社会保険診療報酬支払基金)へ照会する担当部署。国民健康保険団体連合会(国保連合会)への照会は別の窓口ですので、この話には含まれません。顔認証付きカードリーダー、資格確認端末、レセコンを入れ替えるという内容ではありません。オンライン資格確認そのもののヘルプデスクとも別です。
期限について期限の定めはありません。今回確認した案内資料とお知らせのページには、いつまでに何をする、という締切の記載はありませんでした。旧連絡先がいつまでつながるのか、どの都道府県のどの窓口が変わったのかについても、今回確認した範囲では一覧の形では公表されていません。このため「自院の分は検索フォームで確認する」という形になります。院内の連絡先メモを書き換える時期は各施設の判断で問題ありませんが、月末のレセプト提出前に慌てないよう、余裕のあるうちに一度確認しておくことをおすすめします。
いつ、どこに出た情報か
出どころはDX審査支払機構(医療情報基盤・診療報酬審査支払機構)のホームページです。トップページのお知らせ欄に「【医療機関等の皆様へ】照会連絡先が一部変更となっています」という項目が出ており、そこから「医療機関・薬局・訪問看護ステーションの方」向けのページに進むと、案内資料(PDF)へのリンクがあります。このお知らせ自体には掲載日の表示がありませんが、資料のファイル名は令和8年10月を示す形になっており、サーバー上の更新日時は2026年10月6日でした。本日あらたに発表されたものではなく、10月1日の改組にともなう案内の一部、という位置づけです。10月1日の時点でお伝えしたのは「名前が変わった」「ホームページのURLが変わった」という2点でしたが、そこに「審査事務の照会連絡先も一部変わっている」が加わった形になります。
自院の照会連絡先の調べ方
案内資料に書かれている手順はこうです。DX審査支払機構のホームページ(https://www.hpdx.or.jp/)のトップページに「医療機関等照会連絡先(問い合わせ先)検索」という入口があります。これをクリックすると検索フォームが開きます。入力するのは3つだけです。1つ目が県番号(01の北海道から47の沖縄県までのプルダウン)、2つ目が区分(1=医科、3=歯科、4=調剤、6=訪問)、3つ目が医療機関等コード。この3つを入れて検索ボタンを押すと、自院を担当する審査事務担当者と照会連絡先が表示されます。医療機関等コードは、レセプト請求で日頃使っている10桁の番号です。手元の届出書類やレセコンの設定画面で確認できます。
検索結果の読み方と、使ってよい範囲
検索フォームのページには、使い方の注意がいくつか書かれています。まず、この連絡先は審査結果の照会など、審査事務に関する目的で掲載されているものです。検索結果を転載したり第三者に渡したりといった、目的外の利用は控えるよう求められています。医療保険関係者以外の利用も遠慮するよう書かれています。次に、複数の診療科を標榜している医療機関では、担当者が複数表示されることがあります。その場合は、照会したい診療科の担当者に連絡するのが原則で、つながらないときや急ぐときは、ほかに表示された担当者に連絡してよい、とされています。照会先が分からないときは、ハイフンの前の診療科に照会する(例として「内科-41」という表記が挙げられています)という説明もあります。なお、審査事務センター・分室・審査委員会事務局の所在地と代表電話番号は、同じサイトの都道府県別の一覧ページにも載っています。担当者レベルの連絡先は検索フォーム、組織の代表番号は一覧ページ、という使い分けになります。
院内で今やっておくとよいこと
やることは2つです。1つは、事務室に貼ってある連絡先メモや、レセコンの横のファイルに書いてある電話番号が、まだ生きているかを一度確認すること。改組前からの紙がそのまま残っていることが多い場所です。もう1つは、確認した結果を、レセプト担当者だけでなく事務のもう一人も分かる場所に残しておくこと。返戻や照会は月末月初に集中しますし、担当者が不在の日に限って問い合わせが必要になります。なお、今回の話は電話をかける先の変更であって、オンライン請求システムの接続先の話ではありません。オンライン請求システムの再セットアップ(期限は令和9年3月末)は別の作業として進める必要があります。また、国保連合会に請求している分の照会先は変わりませんので、混同しないようご注意ください。施設ごとに担当窓口は違いますので、ここに書いた内容をそのまま自院に当てはめず、必ず自院のコードで検索して確認してください。連絡先の整理のしかたや、請求まわりの手順書づくりについては、アイジェイネットでもご相談を承っています。
出典・確認元
- DX審査支払機構:医療機関・薬局・訪問看護ステーションの方(お知らせ「【医療機関等の皆様へ】照会連絡先が一部変更となっています」と案内資料へのリンク) ↗
- DX審査支払機構:医療機関等照会連絡先(問い合わせ先)検索方法(令和8年10月版の案内資料。県番号・区分・医療機関等コードで検索する旨) ↗
- DX審査支払機構:医療機関等照会連絡先(問い合わせ先)検索フォーム(入力項目と利用上の注意、複数診療科の場合の連絡先の選び方) ↗
情報は確認日時点の内容です。最新の対象製品・手順・条件はリンク先でご確認ください。
編集方針・訂正について自分の環境について相談する ↗
