オンライン請求システムの再セットアップ手順書、「見直し中」との告知が出ています。「簡易なセットアップ方法」も検討中と書かれています。
10月2日に、令和8年10月の改組でドメインが変わったため、令和9年3月末までにオンライン請求システムの再セットアップが必要です、とお伝えしました。その続報です。DX審査支払機構のオンライン請求のページに、<再セットアップ手順書の改訂について>という見出しが追記されています。内容は、分かりやすい資料に改善してほしいという意見を受けて手順書を見直しており、改訂版をあらためて掲載する予定であること、あわせて簡易なセットアップ方法も検討していることの2点です。手順そのものが変わったという告知ではありません。期限の令和9年3月末も、変わっていません。
オンライン請求システムを使っている医療機関・薬局のうち、令和8年10月の改組にともなう再セットアップをまだ済ませていないところが対象です。すでに再セットアップを終えている施設は、今回の告知で新たにやることはありません。特定健診・保健指導システムの再セットアップは別の話で、期限も別(令和9年8月31日)ですので、混同しないようご注意ください。
期限についてページには「令和9年3月末までにオンライン請求システムの再セットアップが必要となります」と明記されています。今回の告知で、この期限を変更する記載はありません。一方、改訂版の手順書や「簡易なセットアップ方法」がいつ出るかは「あらためて掲載する予定」「詳細が決まり次第お知らせ」としか書かれておらず、公表時期は確認できませんでしたので、確認が必要です。
どこに、何が書かれたか
DX審査支払機構(令和8年10月の改組前の社会保険診療報酬支払基金)のウェブサイトにある、オンライン請求のページです。「改組に伴うオンライン請求システムの再セットアップ方法について」という項目の中に、<再セットアップ手順書の改訂について>という見出しが置かれています。書かれているのは、手順書について「より分かりやすい資料へ改善してほしい」という意見が寄せられていること、それを踏まえて見直しを進めており改訂版をあらためて掲載する予定であること、また簡易なセットアップ方法についても検討しており詳細が決まり次第知らせること、の3点です。注意していただきたいのは、この告知に掲載日が書かれていない点です。いつ出たものかは特定できませんので、ここでは2026年10月30日に確認した内容、としてお伝えします。
変わっていないこと
手順そのものが変わった、という話ではありません。同じページには引き続き「オンライン請求システム再セットアップ方法(PDF:948KB)」が掲載されており、これが現時点で使える手順書です。再セットアップが必要な理由も、令和8年10月の改組によりドメインが変更となったため、という説明のままです。そして期限は「令和9年3月末まで」と書かれたままです。つまり、今回追記されたのは「手順書をもっと分かりやすくする作業をしています」という予告であって、いま進めている作業を止める理由になるものではありません。
待つべきか、いま進めるべきか
迷いどころはここだと思います。改訂版や簡易な方法を待てば作業は楽になるかもしれません。ただ、公表時期は「後日」「決まり次第」としか書かれておらず、いつ出るかは分かりません。一方で期限は令和9年3月末で動いていません。ですので、出るのを待って予定を空けたままにしておく、という進め方はおすすめしません。すでに保守や販売店と日程を組んでいる施設は、現行の手順書のまま進めて差し支えありません。まだ日程が決まっていない施設は、期限までの残り時間を見て、早めに相談の予定だけでも入れておいてください。なお、改訂版が出たら、まだ作業していない施設はそちらに乗り換えればよい、という関係になります。
作業の前に確かめること
ページには、手順書の《ステップ②》にある電子証明書ダウンロードサイト等への接続は、オンライン請求用のパソコンから行うように、という注記が添えられています。別のパソコンで作業を始めてしまうと手戻りになりますので、ここは先に確認しておいてください。そのうえで、実際の作業は施設ごとに環境が違います。ここに書いた内容は、あくまで公開されているページで確認できた範囲です。自院の回線の種類やパソコンの構成によって手順の当てはまり方は変わりますので、そのまま当てはめず、レセコンや回線の保守をお願いしている先と確認しながら進めてください。再セットアップの段取りや、どこまでを自院で行うかの切り分けでお困りでしたら、アイジェイネットでもご相談を承っています。
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