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保守期限 / 確認したい情報

資格確認端末のWindowsは、院内のパソコンとは別物です。Windows 10の終了で止まったわけではありません。

掲載 2026.10.10情報確認 2026.10.10

Windows 10の一般向けサポートは2025年10月14日に終了しましたが、オンライン資格確認の資格確認端末(オン資PC)に入っているWindowsは、これとは別の「LTSC」という長期サポート版です。マイクロソフトが公表しているサポート終了日は、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019が2029年1月9日、同LTSC 2021が2032年1月13日、Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024が2034年10月10日。端末に入っているOSを自分で入れ替える必要はありません。ただし、これはOSの話であって、機器の保守期限は別の話です。ここは混同されやすいところですので、以前から公表されている内容を整理します。

対象

オンライン資格確認の資格確認端末(オン資PC)を使っている病院・医科診療所・歯科診療所・薬局が対象です。とくに「Windows 10が終わったのに、受付の端末がWindows 10のままで大丈夫なのか」と気にされている施設を想定しています。なお、電子カルテ・レセコン・事務用のパソコンは一般向けのWindowsで動いていることが多く、この記事の対象外です。そちらは通常どおり、販売元の案内に従って更新・入れ替えの判断が必要です。

期限について

OSのサポート終了日は、マイクロソフトの公表値として Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019 が2029年1月9日、同 LTSC 2021 が2032年1月13日、Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024 が2034年10月10日です。一方、端末そのもの(ハードウェア)の保守期限は、機種・購入時期・保守契約によって異なり、一律の期限はありません。自院の端末がいつまで修理対応を受けられるかは確認が必要ですので、納入した事業者にお問い合わせください。推測で入れ替え時期を決めないでください。

なぜ一般のWindowsと期限が違うのか

資格確認端末には、マイクロソフトが特殊用途の機器向けに提供しているLTSC(長期サービスチャネル)版のWindowsを使うことが要件として定められています。マイクロソフトの説明では、LTSCは医療装置やATM機器などを制御する固定用途のデバイスで使うよう設計されており、おおよそ10年間のサポートが提供されるものです。機能の追加よりも、長く同じ状態で動かし続けることを優先した版、と考えると分かりやすいと思います。したがって、2025年10月14日に終わった一般向けWindows 10のサポート終了は、この端末には当てはまりません。「Windows 10だから危ない」と早合点して、受付の端末を触る必要はありません。

公表されている期限の数字

マイクロソフトのWindows IoT Enterpriseリリース履歴のページには、各版の開始日とサポート終了日が表で掲載されています。Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019は2018年11月13日開始・2029年1月9日終了、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021は2021年11月16日開始・2032年1月13日終了、Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024は2024年10月1日開始・2034年10月10日終了です。自院の端末がどれに当たるかは、納入時の書類か、端末の設定画面のバージョン情報で分かります。なお、これより古いLTSC 2016は2026年10月13日で終了と明記されていますので、だいぶ前に導入したきりという施設は、ここだけは確認しておいてください。

機種ごとの対比表が公表されている例

端末を納入した事業者によっては、機種とOSの対比表を公表しています。たとえばNTT東日本が公開している参考資料(2025年7月25日時点の情報として作成されたもの)には、同社が提供したオン資PCについて、ノート型のThinkPad E14/E14 Gen2はLTSC 2019、E14 Gen4/Gen5はLTSC 2021、E14 Gen6はWindows 11 LTSC 2024、デスク型のThinkCentre M70q TinyはLTSC 2019、同Gen3はLTSC 2021、という対比が載っています。同資料では「端末に搭載しているOSのサポート期限まで、そのままご利用いただけます。OSのバージョンアップや入れ替えなどの対応は不要です」と明記されています。これはあくまで同社が提供した端末の話ですので、他の事業者から導入した施設は、そのままご自院に当てはめないでください。

やってはいけないことと、確認の手順

同じ資料には、はっきりした注意書きがあります。オン資PCをWi-Fiなどを使ってインターネットに接続することは絶対に行わないでください、というものです。更新は閉域網内の配信サーバーから不定期に届く仕組みになっているため、一般のパソコンのようにインターネットへつないで更新する必要はありません。院内の善意で「更新してあげよう」と接続してしまうのが、いちばん避けたい事故です。確認の手順としては、まず自院の端末の機種名とOSの版を控える、次に納入事業者に保守期限と修理対応の可否を聞く、最後にその回答を機器台帳に書き残す。この3つで十分です。端末の初期化や設定変更は、ご自身では行わず、必ず納入事業者か保守担当者に相談してください。資格確認端末とそれ以外のパソコンの切り分け、保守期限の棚卸しについては、アイジェイネットでもご相談を承っています。

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