特定健診・保健指導システムも再セットアップが必要です。期限はオンライン請求とは別で、令和9年8月31日。
10月1日の改組で、特定健診・保健指導システムの接続先URLも変わりました。手順書が公表されており、再セットアップ可能期間は令和8年10月5日から令和9年8月31日まで、旧URLは令和9年9月以降アクセスできなくなります。先に案内が出ていたオンライン請求システムとは別のシステムで、期限も手順も別です。特定健診を実施している医療機関は、2つとも対象になる場合があります。
特定健診・保健指導システムを使って特定健診・特定保健指導のデータをやりとりしている健診・保健指導機関(医療機関を含む)。手順書では、健診・保健指導機関のほか保険者、福祉事務所も対象として区分が分かれています。特定健診を実施していない医療機関はこのシステムの対象外ですが、オンライン請求システムの再セットアップは別途必要です。
期限についてDX審査支払機構の案内に、再セットアップ可能期間は令和8年10月5日から令和9年8月31日までと明記されています。あわせて「現在の設定でも令和9年8月31日までは使用可能です」とあり、手順書には、旧URLは令和9年9月以降にアクセスできなくなるため速やかに再セットアップをお願いする、と書かれています。オンライン請求システムの期限(令和9年3月31日)とは異なりますので、混同しないでください。なお、作業を販売店や委託先に依頼した場合の費用の扱いは原典で確認できませんでした。この点は確認が必要ですので、ふだん保守を依頼している先にご確認ください。
何が変わったのか
令和8年10月1日、社会保険診療報酬支払基金は医療情報基盤・診療報酬審査支払機構(略称:DX審査支払機構、HPDX)になりました。この改組にともない、特定健診・保健指導システムの接続先URLが変更されています。旧URLは https://www.kikin.kenshin.rece 、新URLは https://www.hpdx.kenshin.rece.jp です。利用者側では、新しいURLにつなぐための再セットアップが必要になります。先に案内が出ていたオンライン請求システムの再セットアップとは別の作業で、期限も違います。オンライン請求は令和9年3月31日まで、特定健診・保健指導システムは令和9年8月31日までです。特定健診を実施している医療機関では、両方が対象になることがありますので、どちらの話をしているのかを取り違えないようご注意ください。
自院が対象かどうかの見分け方
手順書の最初のステップは「再セットアップの要否の確認」です。特定健診・保健指導システムにアクセスしたとき、ページ上部に赤字の注記(組織改組のメッセージ)が表示された場合は、再セットアップが完了していないという意味になります。表示されていなければ再セットアップは不要、と手順書に明記されています。確認そのものは、いつもどおりシステムを開いて画面の上を見るだけですので、健診の受付が立て込んでいない時間に一度見ておけば足ります。なお、すでにインストールしている特定健診・保健指導システムをアンインストールする必要はない、とも書かれています。
始める前に確認しておく2つのこと
手順書が「ポイント」として挙げているのは、パスワードの扱いです。新URLでは旧URLのパスワードが引き継がれ、そのまま使えます。ただし新URLで一度パスワードの入力が必要になるため、再インストールを始める前に、現在使っているパスワードを確認しておくよう求めています。担当の方が交代していたり、控えの置き場所が分からなくなっていたりすると、ここで作業が止まります。もう1つは、作業に使うパソコンです。操作手順書は電子証明書ダウンロードサイト等から取得する流れになっており、その接続は特定健診・保健指導システムを使っているパソコンから行うよう指示されています。手順は、ステップ①要否の確認、ステップ②操作手順書のダウンロード、ステップ③再インストール、の3段階です。再インストール後はデスクトップに「特定健診システム(機構)」のアイコンが新しく作られるため、古い「特定健診システム(基金)」のアイコンは削除するように、という注記もあります。
院内の段取りと、相談先
期限まで10か月以上ありますが、健診の繁忙期や月初のレセプト請求と重なると手が回りません。オンライン請求システムの再セットアップ(令和9年3月末まで)が先に来ますので、2つの作業をいつ・誰がやるかを紙に書き出しておくと安全です。作業の主体も確認してください。システムの導入時に販売店や委託先が設定した施設では、今回も依頼できる場合があります。操作でつまずいたときの問い合わせ先として、手順書には特定健診・保健指導システムヘルプデスク(電話0120-109-957、受付9時から17時、土日祝および12月29日から1月3日を除く)が案内されています。避けたいのは、期限を気にして見切りで作業を始めることと、うまくいかないからと資格確認端末や顔認証付きカードリーダー、レセコン側の設定まで触ってしまうことです。今回の案内は特定健診・保健指導システムについてのもので、それらの設定変更を求めるものではありません。どちらの作業がいつ必要か、誰に頼むかの整理については、アイジェイネットでもご相談を承っています。
出典・確認元
- 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構:特定健診・保健指導システム オンラインによる情報のやりとり(改組に伴う再セットアップについて) ↗
- 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構:特定健診・保健指導システムの再セットアップ/再セットアップ方法(令和8年10月) ↗
- 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構:令和8年10月より支払基金はDX審査支払機構となりました ↗
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